昨日は久々に美術館へ。東京都美術館で開催中の「吉田博展」を観てきました。
吉田博の作品を見るのは、今回が初めて。
川瀬巴水の版画が好きなので、似た感じかな? くらいに思っていましたが、なかなかにすごい方で、いろいろな側面から興味深く鑑賞させていただきました。
緊急事態宣言下の東京ですが、事前予約なしで観られるとのこと。土曜日ということもあり、混雑具合は未知数でしたが、チケット売場も会場も、混雑というほどではなく、一点一点じっくりと観て回れるくらいの人出でひと安心。
以前は都内の美術館の企画展は本当に混んでいて、人混みをかき分けながらの鑑賞が嫌で諦めることも多かったのですが、それからすると本当にゆったり。
外食を完全に自粛するようになってそろそろ1年、キモノで美術館に出かけがてらの食事やお茶の楽しみはお預けの昨今ですが、時々キモノを着て、さっと出かけて帰ってくるだけでも気分がリフレッシュされて、佳いものだなぁとしみじみしました。
日向はポカポカ陽気、五條天神の梅もちらほら開いていて、春の足音も聞こえるよう。
ひとり暮らしをしていた頃、この近くで暮らしていたので、上野のお山やお池は庭のようなものでしたが(笑)近年ずいぶんきれいになって、たまに来るとあの独特ないかがわしさみたいなものはすっかり影を潜め、残念なような、ほっとするような。
五條天神も通勤経路だったので、久しぶりに懐かしい気持ちに。
そんな日のコーディネート記録。
立春を過ぎたので、少し春を意識した色を着たくなって、翡翠色の絞りのキモノに、花や蝶の帯を。
でも足許はまだ防寒仕様で、別珍足袋にモコモコファブリック草履。
何を思ったか、小物の色が地味過ぎてこれは明らかに失敗…!
・細かな地紋のある翡翠色に鹿の子絞りの小紋/きものなかむら
・立涌柄に花や蝶、模様が染められた名古屋帯/花邑
・お花の刺繍半衿/きものいちりん
・天然石の帯留 ・ケープアメシスト、絹糸を巻いた巻玉とファーの帯飾り/つばめボビン
・梅のビーズバッグ
・モコモコファブリックの草履/KIMONO MODERN(岩佐)
ビーズバッグ好きが高じて、梅のバッグは2個も持っているのですが(季節ものなのに…)、今回はシックなほうを。枝の輪郭は竹ビーズ、梅の花が少し盛り上がるように刺されてあり、なかなかのキラキラ具合…!
さっと行って帰ってくるだけだったので、バッグの中身は薄いお財布とスマートフォン、家の鍵のみだったのですが、途中でバッグの持ち手と本体を繋ぐカンが開き、片方外れてしまって焦りました(汗)。
古い上に持ち歩くときに動く場所なので、経年でだんだん開いてくるのだと思いますが、出先で壊れるのは怖いので、出かける前にチェックしないとですね。
続いては相方コーデ。
・本塩沢のアンサンブル/ちどり屋
・渋いグレイッシュグリーンのはぎれの半衿/キモノ和楽市銀座店
・縦にさまざまな模様が織られた角帯
・ジュエリークロッシェの羽織紐/つばめボビン
・岩手・二戸のかご
・グレーのソフト帽に羽根のコラージュハットピンブローチ
ジュエリークロッシェの羽織紐は男女兼用として製作しているもので、直径1cmほど。好みにもよりますが、こうしてみるとやっぱり少し細めかもしれませんね。相方は気にならないようですが。。。
私のコーデではよく見えなかったので、あらためて小物たちを。
帯飾りは、あまりジャラジャラしすぎない短めの巻玉のもいいかな? と大分前に作ってみた試作品。少し改良の余地ありですが、今年はいくつか作ってみようかな。
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