リバティとモリスの《草履キーパー》

この秋の新作、「草履キーパー」。
シューキーパーの和装履物版、草履や下駄の型崩れや花緒が潰れるのを防ぐ小物です。

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そもそもはもう何年も前、私が自分の履物を保管するために手作りしたのが始まり。
草履や下駄、足袋といった足まわりの小物が好きで(足袋の形なんて、最高に可愛い♫)、キモノを始めたのが嬉しく、きちんと保管したいという気持ちから手作りしたように記憶しています。

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足袋の形をベースに、この時は律儀にも親指とその他の指の幅を変えて作っていますが、少しでも楽しようと、下はリボンで結んで手間を省いています(笑)。

今年のゴールデンウィーク、特段出かけることもなく家の片付けをしていた時に、履物の棚を見直す機会がありました。
そのとき、あらためてこの草履キーパーのおかげで型崩れせずにシャンとしている履物たちをみて、入れておいてよかったと思うと同時に、これをキモノコモノとしてきちんと作ってみるのものもいいかもしれない…と思いました。

使っている生地は、10年来好きなリバティプリント。私には半衿にしたり、スカートを作ったりと馴染みのあるファブリック。


ちなみに、イベント出展の際の看板として活躍している小さなトルソーさんの衣裳も、和裁の先生にリバティのファブリックで作っていただいたもの。

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多彩な色柄だけでなく、布の感じも私には扱いやすいことから、ファブリックで何かするならまずはリバティだろう、と思っていました。

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草履キーパー/ウィリアム・モリス《ストロベリー・シーフ》

そして、もうひとつ思い入れのあるファブリックといえば、ウィリアム・モリス。
商品画像にもモリスの帯をたびたび登場させていますが、おそれながらつばめボビンの世界観と相性がいい! と勝手に思っています。

「役に立たないものや、美しいと思わないものを、家に置いてはならない」

モリスのこの名言は、私も大好きであると同時に戒めにもしている言葉。
なかなか理想通りにはいきませんが…。

さて、自分で使うなら手抜きでもいいけれど、販売するからにはきちんとしたものを、と、今回は一から型紙を起こし、形が決まるまでにいくつも試作を重ねました。

よく考えたら和装履物には左右がないんだった、ということで、指の幅は左右対称に。

コロンとした「モノとしての可愛らしさ」と、しっかりと花緒を支える役割などを考え合わせ、中に入れる綿も素材や種類、入れる量によって変わる感触をいろいろ試しました。

しっぽのようにつけた織りネームは、最初はリボンを縫い付けるつもりでしたが、ロゴが入ったらもっと愉しいだろう♫ と例によってのオーダー好きで、オリジナルの織ネームを発注。

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ちなみにお願いしたのは、すべてオンラインで注文できるヴンダーラベルさん。


今回の草履キーパーは、アクセサリーのように誰かの眼に触れるようなものではないかもしれません。
それでも、ピカピカに磨いた靴がしまわれていると気持ちがいいように、草履キーパーが靴箱にあることで、自分自身を嬉しく、気持ちよくしていただけたら。

ちなみに、旅先でキモノを着られる方にも、草履キーパーはお役に立ちそう。
履物を嵩張る箱に入れなくても、草履キーパーをかませておけば、花緒が潰れずに運べます。

いつも作っているアクセサリーとは勝手が違うので、ラッピングも迷いましたが、オリジナルのラッピングペーパーでヘッドトッパーを作ってみました。

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ひとつひとつ手作りで丁寧に仕上げております◎

さまざまな柄がございますので、ぜひお気に入りを見つけてください♫

 

26日からの新宿高島屋の催事で初お披露目します♫

リサイクルきものセレクトバザール
8月26日(木)〜30(月)
新宿高島屋 11階 催会場
10:30〜19:30  ※最終日は18時閉場

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