オリジナルショッパーができました♪

今年の春からあたためていたものを、やっと、ご紹介することができます…(感涙)
つばめボビンオリジナルのショッパー(紙袋)ができましたー!!

ショッパーを作るまで

これまで、つばめボビンの品は小物ということもあり、出展でご購入いただいた品は白とゴールドの小さめのストライプのOPP袋におさめてお渡ししていました。

バッグの中に入れて帰られる方も多く、ストライプの袋も好評をいただいていて、お手提げが必要な場合には暖簾と同色のビニールの平袋を使っており、それで特に不自由は感じていなかったのです。

それがちょっとした違和感に変わったのが、春のイベントで羽織紐を複数ご購入いただいたときのこと。

ストライプの袋は最大でも羽織紐の大きめの箱はひとつしか入らないので、そのときもこれまでのように、手提げの平袋に入れてお渡ししました。

お客さまがお帰りになった後、私のなかではなんとも云えない、無性に残念な気持ちが残りました。
といっても、特にお客さまの反応が悪かったとか、何か云われたとか、そういったことではまったくなくて。
せっかくお買い上げいただいたのに、なんだかもっと素敵な感じでお渡ししたかったな。
そんな、どちらかというと自分に対しての不甲斐ないような気持ち。

その平袋はなんの変哲もない、無地で少し透け感のあるボルドーの袋でしたが、あまり出番がないこともあって、思うに私はその袋をあまり気に入っていなかったのでしょう。

そんなとき、会場のお客さまがたが手から提げていたほかの出展者さんの紙袋たちがとても眩しく、素敵に見えたのでした。

バッグに入ってしまうような小さな品は、邪魔にならなくて良い部分もあるのですが、作家としては願わくは、品物とともに気持ちが上がるお買物体験も持ち帰っていただきたい。
素敵なものを手に入れて、可愛い袋に入れてもらって帰るときの、あのウキウキと嬉しい気持ち。
そんな気持ちを味わっていただくには、紙袋が必要なんじゃないだろうか、、、

世の中の袋が有料化している今では時代錯誤かもしれず、これはきっとエゴなのでしょうが、私は本当にパッケージが好きで、つばめボビンだけの素敵な紙袋があったなら、今よりもっと自信をもって作品を送り出せるような気がして。

イベントが終わる頃にはもう、私の頭の中に作りたい紙袋のイメージははっきりと出来上がっていました。

デザインについて

春の出展が終わり、ひと息ついたところでショッパー製作の業者さんに打合せに行き、細かな部分にプロの目線からのアドバイスもいただいて仕様を決め、最終データを入稿。

羽織紐を複数お買い上げいただいても収められるよう、サイズはやや大きめに。
当初は高級感のあるマットPP加工のイメージもありましたが、やはりクラフト感のある紙の方がつばめボビンらしいと、いつも使っている台紙などとイメージを揃え、質感のあるダークブラウンに艶消しゴールドの箔押しでロゴを。

持ち手は艶のある太めのサテンリボンで、華やかさと柔らかさを。
こちらはラッピングの際のリボンに近い色をセレクト。

実はサテンリボンの持ち手には、個人的な思い入れがありまして。
ずっと昔、私がまだ若くてアパレルブランドへの興味など皆無だった頃、新宿駅の東南口の階段でふと眼にした某ハイブランドの紙袋に眼を奪われました。
白の紙袋に黒のロゴマーク、持ち手はややピンクがかったグレージュの太いサテンリボン。
今でこそ素敵なデザインの紙袋は街中に溢れていますが、当時は太めのリボンを使っている紙袋など見たことがなかった私は、そのサテンリボンの艶めいた佇まいにとてつもない華やかさと高級感を感じ、薄汚れた雑踏にあって、そこだけに漂う別格のラグジュアリー感に衝撃を受けたのでした。

紙袋を作りたいと思った時、もうずいぶん昔のそんな記憶がふと掘り起こされて、あの頃の私の憧れの気持ちとともに、サテンリボンを仕様に加えることにしました。

そしてミニサイズも…

入稿前には自前にて散々試作を繰り返し、もうすでにそこに存在しているかのような臨場感すらあったのですが、実際にショッパーが出来上がってきたときには小躍りするほど嬉しくて、よほど誰かにこの感動を伝えたかったけれど、実際に出番がやってくる秋までは…としばらく我慢。。。

そうこうするうち、今度はまた少し違った思いが湧いてきました。
羽織紐の袋は整った。でもクリップなど、小さなものは?
大は小を兼ねるとはいいますが、大きすぎる袋もまたかっこ悪いもの。大きめの箱の品物だけじゃなく、帯飾りや帯留、クリップシリーズをギフトとして差し上げるときにも使えるような、小さな袋も欲しい、、、

思いついてしまったら、もう立ち止まれない私(笑)
そういうわけで、小さな箱に適したサイズのショッパーも作ることに。

紙質やリボンなどのデザインは同じで、最初のものを少し小さくしただけですが、やはり小さな紙袋というのはより特別感や贅沢感があって、嬉しいものですね。

オリジナルショッパーは、10/3・4に自由学園明日館で開催の「きものプリーズ」から使っていきたいと思います。

kono-hana.jp百貨店でのイベントでは、それぞれの百貨店さんで素敵な紙袋が用意されていますので、こちらは百貨店イベント以外での使用を予定しています。

オンラインショップでのお取扱いについて

せっかくなのでイベントだけでなく、直営店であるオンラインショップでも、ギフトなどの際にはショッパーをお使いいただけたらと思っています。

しかしながら、つばめボビンの品の無料配送で採用している、クリックポストでの配送ですと、ショッパーを同梱すると厚み制限をオーバーしてしまいます。

そのような事情から、ギフト用としてショッパーをご入用の場合は、大変恐縮ですがショッパー分の送料をご負担いただき、お品物とは別便でお送りするという方法をとらせていただくことにしました(ショッパー自体に料金はかかりません)。

なお、お送りできるショッパーはお品物1点または1セット(つばめボビンのクリップシリーズなど)につき1枚までとさせていただき、サイズは品物の大きさに合わせたものを送らせていただきます。

ご入用の際は、オンラインショップの商品ページのオプションよりお選びくださいませ。

ショッパーをご希望の際は、オプションからお選びください

来月のイベントで、お買い上げいただいた品をショッパーに入れてお渡しできるのが、今からとても楽しみです🎵

つばめボビン渾身のショッパー(笑)、ぜひ、お持ち帰りくださいませ。