気持ちのいい秋晴れが続き、お出かけ日和、ガーデニング日和だったこの土日。
来春にむけてベランダに植えてみようと、ヒヤシンスとクロッカスの秋植え球根を買ってみました。
来年は春がいっそう待ち遠しくなりそうです◎
さて、先週末より、大阪・阪急百貨店うめだ本店11階・きものこんしゃす にて、つばめボビンのキモノコモノのお取扱いがスタートしています。
納品したもののなかから今回ご紹介するのは「ナプキンクリップ 」。
お食事やお茶、呑みなどといった飲食の席は、キモノでお出かけするときの楽しみのひとつですね。
そんな時、気軽に洗濯できないキモノを汚れから守るお手伝いをするのが、今回のナプキンクリップです。
両端のクリップでハンカチや手ぬぐいなどを留め、首からさげて(衣紋の外側に沿わせる)、ハンカチなどを前に垂らして使います。
つばめボビンのナプキンクリップは、全長50cm前後と比較的短めに仕上げているので、半衿のあたりまでしっかりガード。
キモノの汚れを気にすることなく、お食事や会話をお楽しみいただけます。
もちろん、洋服でも◎
私自身も以前は、キモノでの食事のとき、手ぬぐいを衿や帯に挟んでいました。
でも、どうも知らないうちに足許に落ちていることが多く、拾ってはまた挟んで、また落ちて…。
帯に挟むと衿よりは落ちにくいのですが、今度は帯から上がノーガード。
一度などはお寿司屋さんで衿に醤油をこぼしたのに気づかず、職人さんやおかみさんが慌てておしぼり! とプチ騒ぎになって、お店に気を遣わせてしまったこともありました。
幸いその時は木綿のキモノで、染みも大事にならずに済みましたが、この一件で私のなかでは、やはり衿に挟むのは正解じゃないかも、という思いが大きくなっていって。
その後、親戚のお祝いの席に夫婦で参加する機会があり、そこで初めて自分と相方のナプキンクリップを製作。
直前の思いつきだったので、ありあわせのビーズをコラージュして作ったものでしたが、手ぬぐいが落ちることを気にしなくていいということは、こんなにも快適なんだ! と実感するには充分でした。
足許に落ちていつの間にか踏んでいたりしたくないので、落ちてないよね、と知らず知らず気にかけていたんだな…と。
些細なことですが、そんなプチストレスがなくなるだけで、すっきりとした気持ちでその場を楽しめるのではないかなと思います。
そんな風に、自身の必要から生まれたナプキンクリップですが、今ではおかげさまで、つばめボビンで最も人気の品のひとつ。
原則としてひとつひとつデザインが違う一点もので、天然石や各種ビーズなどをその時の気分でコラージュしています(過去のデザインなどをご希望の場合、パーツがあれば再製作は可能ですのでお気軽にご相談くださいませ)。
最初の試作品から4年ほど経ちますが、その間、修理のご依頼やお客さまからいただいたお声を参考に、素材や作り方の改良を重ねています。
ご自身でお使いになるのはもちろん、キモノ好きな方への贈り物として母の日や敬老の日などに。また、結婚式にキモノで参列される両家のお母さまそれぞれに。
ご夫婦で、親子でデザイン違いを…などなど、嬉しいお声をたくさんいただいております。
お食事で席に着くと、キモノのコーディネートは見えにくくなってしまいますが、肩〜肩の前あたりにくるこのコラージュ部分が眼を惹いて、話題になることも多いそうです◎
ナプキンクリップのみ、密かに名前がついていたりもしますので、ぜひお手にとってご覧くださいませ。
▽関西圏では実物をご覧いただける初の機会です。関西のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします☆
阪急百貨店うめだ本店
11階 きもの売場《きものこんしゃす》
大阪市北区角田町8番7号
阪急さんにお納めしたものとデザインは異なりますが、オンラインショップ/Creema/iichi のほうも併せてどうぞ ▽