今年に入ってから、アクセサリー台紙や箱、オンラインショップから発送する際の仕様などについて、段階的に見直しをしていました。
台紙や箱については、そのうちまたご紹介したいと思いますが、この一連の見直しで私がもっとも楽しみでしかたなかったのが、オリジナルデザインのラッピングペーパー。
まずは、ご覧ください♪♪♪
飛び交うつばめさんたちと、素材のひとつである天然石をイメージした鉱物クラスター。
よく見ると、ヒナたちのいる巣も鉱物でできています☆
そしてつばめさんたちは、けなげにも糸に石を通して、作品づくりを手伝ってくれているではありませんか!
なんとも美しく幻想的で、繊細なイメージを形にしてくださったのは、テキスタイルとイラストを手掛けるアーティストのmumeaさん。
出会いは今年の初めごろ、とある場所で知り合ってSNSをフォローするうち、ポストされる過去作のなかでことのほか印象的な画に出会いました。
地球から見上げた宇宙いっぱいに星座が広がっているような、《Constellation》という作品。
あまりに繊細で、あまりに美しく、彼女はこんな画を描かれる方なんだ…! と、私は心底感動してしまいました。
mumeaさんはさまざまなタッチの画をスカーフなどにされていて、この作品もそのなかの一枚なのですが、コロナが明けたらこのスカーフをぜひ彼女からお迎えしよう! と決意。
その機会は嬉しいことにコロナ収束前に早くも訪れたのですが、この画がきっかけで見ていたオンラインショップで、もうひとつの出会いが。
まず目に入ってくるのは、宇宙空間に浮かんでいるような、大きなつばめ。
そしてさらに大きな月と、星の瞬き。
静止画なのにどこか映像を見ているような、静かな静かな世界。
幸せと、どこか少しの哀しみ。
宇宙というのは壮大だけれど、私にはなぜかいつも少しの哀しみが思われて。
総柄やカラフルな作品のなかで、大きく余白のとられたこの一枚はとても潔く引き立って見えました。
羽毛のひとつひとつにいたるまで、繊細に描き起こされたつばめを見たとき、はばかりながらこんな素敵なつばめを、私にも描いてもらえないだろうか…と、思いついてしまったのです。
これまで、つばめボビンのデザインワークはずっと私がひとりで作ってきました。
ひとりでやっている小さな個人ブランドなので、作品だけでなく台紙や箱のデザインはもちろんのこと、HPや写真など、その時々の必要に応じて(或いは趣味で)、さまざまなものを作ってきましたが、時々、絵が描ける作家さんが無性に羨ましくなることがありました。
当初から旧い西洋の銅版画のようなイメージでロゴやデザインを作ってきて、つばめボビンの作品は、常にそうしたデザインとともに表現し、お届けしてきました。
フルカラーの印刷物が主流の現代に、活版印刷の紙ものや単色刷りの案内状やカードにこだわるのもそのためです。
そんなこともあって、mumeaさんの繊細な画に私は強く惹かれ、ダメもとでラッピングペーパーの打診をしたのはコロナ禍が始まって間もない頃。
私の長く暑苦しいメールでのお願いを、彼女は快く引き受けてくださり、やりとりを重ねた末にこんなにも素晴らしいものを創ってくださいました。
もう本当に、私は幸せです。ありがとうございます…!
こちらのラッピングペーパーは、主にオンラインショップでお買い上げいただいた箱入り以外の品(ナプキンクリップ 、グラスコード、マスクチェーン、帯飾りなどなど)の紙袋として使用します。
しっかりと厚手の紙に控えめな光沢のゴールドの印刷。
オンラインショップで、無料ギフトラッピングをご指定の場合は、リボンをかけさせていただきます。(リボンやラッピングの仕様は予告なく変更になる場合があります)
来月からの予定でしたが、少しだけ早く出来上がってきましたので、ひと足お先に本日の発送からこちらのラッピングを使わせていただきました。
クリスマスギフトとしても、ぜひご利用くださいませ。
そして、12月のクリスマス直前〜直後の出展となる横浜高島屋は4ブランドでの参加ですが、なんとmumeaさんともご一緒させていただきます☆
洋装にはもちろん、カジュアルキモノとの相性も素敵なスカーフ。
巻き方や使い方のご提案やレクチャーもしていただけると思いますので、ぜひあわせてご覧いただけたらと思います♪
//// 今後の出展予定 ////
11/17(火)〜23(月・祝)
西武渋谷店 A館 7階 サンイデー・ギャラリー
10:00〜20:00(最終日は16時閉場)
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12/23(水)〜29(火)
横浜高島屋 7階 呉服売場
10:00〜20:00
2020.12.15追記
mumeaさんがブランドのinstagramで素敵にご紹介くださいました♫
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